毎月どれくらいを貯蓄に回せるかは、収入、家族構成、暮らし方などにより違ってきます。
まずは、手取り収入の1割を貯金してみて、無理なく生活していけるか確認してみましょう。
なぜ1割かというと、毎月1割を貯金すれば10ヶ月で、つまり1年たたないうちに月収分の貯金ができるからです。
いざというときのために半年分程度の生活費を貯めておきたいものですが、このペースなら5年で貯まります。
ボーナスからも貯金できるなら、もっと早く貯まります。
例えば毎月の手取り収入が20万円なら1割は2万円。残り18万円でやりくりするということですね。収入が増えたら、貯金額も増やします。手取りが25万円になったら1割は2万5000円です。
「余裕!」という人は、もっと増やしてみましょう。「厳しいな!」と感じた人は、無駄なお金を使っていないか確認した上で、もう一度、1割貯金に挑戦してみるか、貯金額を減らして、無理なくできる金額を見つけましょう。
あまり無理をすると、ダイエットと同じでリバウンドし、せっかく貯めたお金を結局、取り崩すことになりかねません。
かといって、余裕がある時期にある程度のお金を貯めておかないと、子どもの教育費がかかる時期やいざという時になって後悔するなどといったことになるかも……。
一人暮らしは0.5割から1割
家賃に食費に光熱費、オシャレもしたい……。まだ若く、自分の収入だけで一人暮らしをしている人は、貯金どころではないかもしれません。そんな場合も、月3000円でも5000円でも貯めておきましょう。収入が増えてきたら、やはり1割、余裕があるなら1割以上を目指しましょう。
(株)リスクマネジメント 雨宮 善人
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